スタディ - 留学・英会話
My High School Experience

海を渡った高校生 (43)

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近田 健生 さん
(ちかだけんせい) 16歳

Port Moody Secondary School 
11年生


負けず嫌いが留学へ導いた

 近田健生さんは、子供の頃から海外へ行くことに慣れ親しんできた。
家族旅行で度々訪れるハワイ。中学1年生の夏休みには、単身で米国に住む友人を訪問。また留学中だった姉を訪ねて豪州へ旅行したり、オーストラリアとカナダへ語学留学するなど渡航歴は豊富である。 そんな近田さんが、高校留学の地として選んだのは、カナダ・ブリティッシュコロンビア州にある、ポートムーディーという小さな町だった。


小学生から受験勉強

 近田さんは小学2年生の時に、自らの意志でピアノを習い始めた。きっかけは、仲の良かった友達がピアノを習っていたから。
「負けたくないと、思った」
子供の頃から性格は負けず嫌いだった。
小学4年生の時、その友人は、父親の海外赴任に伴いアメリカへ引越してしまった。近田さんは中学受験のための塾通いを始めた。まだまだ、遊びたい盛りだった。最初は小さな不満もあったが、勉強と遊びを両立させて受験勉強を頑張った。
しかし第一志望の中学は不合格。第三志望校だった渋谷教育学園渋谷中学へ入学した。


英語を話せることへのあこがれ

 「今思うと、渋谷中学に入学したことで今自分がここに(留学して)いる気がします」
渋谷中学は、帰国子女を多く受け入れている中高一貫校で、英語教育を力に入れている。校内はインターナショナルな雰囲気に溢れ、所属していたテニス部にも、何人か帰国子女の部員がいた。 「どうしても、一人だけ勝てないチームメイトがいて、彼はアメリカ育ちだった。英語もペラペラで、それも悔しかった」
負けず嫌いな近田さんは、そんな彼を意識せずにはいられなかった。
その頃、小学4年生の時にアメリカへ引っ越した友人からひょっこり連絡があった。
「夏休みにこっちへ遊びに来ないか?」という誘いに、単身でアメリカへ旅立った。
アメリカではテニスキャンプに参加。ほとんど英語はわからなかったが、スポーツを通したコミュニケーションで楽しく過すことができた。何もかもスケールも大きなアメリカに感動した。そして何年も連絡を取り合っていなかった幼馴染の友人の英語力に驚かされた。家庭では日本語だが、ひとたび外に出れば流暢な英語を話す友人を見て「彼が英語を話す姿が、ものすごくかっこよく見えた。そんな姿にあこがれた」

オーストラリアへ、そしてカナダへ

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 中2の冬休み、父親と一緒に豪州へ留学している姉を訪ねた。その時も、英語を話す姉の姿を見て、「英語ができることで、いろいろ得することがある」と感心し、忘れかけていた英語への意欲が再燃。翌年の春休みには豪州で語学留学をした。この時は高校留学も視野に入れ下見を兼ねた短期留学だったが、オーストラリアの環境にどうしても馴染めず、今度はカナダへ語学留学をすることになった。 初めて訪れたカナダは最高だった。折りしも季節は、ベストシーズンの夏。暑くも寒くもなく快適なカナダの西海岸が気に入った。学校選びには、英会話を習っていたカナダ人家庭教師の意見を取り入れ、日本人が少ないこと、アカデミックに力を入れている学校を希望した。


期待と不安で始まった高校留学

 選んだ学校はIB(インターナショナル・バカロレア)制度を取り入れているポートムーディーセカンダリースクール。日本人は近田さんともう一人だけだ。 初日のオリエンテーションでは、座る場所を間違えたり、ロッカーの開け方がわからなくて慌てた。また数日間は一人でランチを食べるなど高校留学のスタートは不安がいっぱいだった。しかし、サイエンスの授業でパートナーを組んだこがきっかけで友達ができ、その友人からさらに知り合いが増えていった。 現在の目標は、必須履修科目の単位を取ること、そしてゆくゆくはカナダの大学への進学を考えている。英語を話す夢は達成した。でも、近田さんにはその夢を超えた目標ができた。「大学では経済を専攻して、MBAを取ることが目標です」 16才のチャレンジは今始まったばかりだ。



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