カナダといえば、メープルシロップぐらいしか思い浮かばない人も多いのでは?でも、本当は、カナダ人はそのするどい頭脳で人類の文明に大きく貢献しているのだ!!
電球
一般にはトーマス・エジソンが発明したことになっているが、本当は、カナダ人ジェームズ・ウッドワードとマシュー・エバンスが1874年に発明して1875年に特許を取っている。トーマス・エジソンが発明した電球は、この特許を買い上げ、その技術を基に完成させたもの!
パソコン
アップルのスティーブ・ウォズニアックとスティーブ・ジョブスが1977年に発明したことになっているが、本当はアップルより4年早い1973年に、トロントに住むカナダ人マーズ・カットが、マイクロ・プロセッサーを内蔵したパソコンを発明している。重さ9キロのパソコンで、その名前はMCM/70。キーボードが付いた一体型で、カセット・テープに情報を記録させていた(当時はフロッピー・ディスクが発明されていなかった)。メモリー数は2~9キロバイトだが、スプレッド・シートなど複雑な計算機能を含む多くのアプリケーションが使用でき、簡単なビデオ・ゲーム機能も備えていた。
ラジオ
E.H.アームストロングが1918年に発明したことになっているが、ケッベク生まれのカナダ人レジナルド・フェッセンデンが、アームストロングより17年も早く、声と音楽が聞ける無線ラジオを発明している。フェッセンデンは1906年のクリスマス・イブに世界初のラジオ放送を行い、マイクを蓄音機に当ててヘンデル作曲の「ラーゴ」を放送した後で、聖書を朗読し、自らバイオリンも弾いた。以後、本人の承諾を得ることなくその発明技術が利用されたが、本人が著作権を主張しつづけた結果、1928年にアメリカのラジオ技術者協会がその業績を認め、USラジオ・トラストが250万ドルの著作料をフェッセンデンに支払った。
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