カナディアンライフ

カナダ留学無料カウンセリング私のバンクーバー日記

オリンピック観戦しました!


2月16日、人生で初めてののオリンピック観戦の日が来た。しかも、大好きなフィギュアスケート。

「試合開始2時間前には到着するように」とのオリンピック委員会からのお達しがあり、私は午前中で仕事を切り上げ、Pacific Coliseumに向かった。私たちのお目当ては、日本選手の応援とプルシェンコ選手やライサチェック選手の世界トップレベルの演技を生で見ることだ。

オリンピック観戦

会場に到着すると、まず驚かされたのは飛行機に搭乗する前と同レベルのセキュリティチェック。金属探知機をくぐり、手荷物も細かいところまで調べられ、ようやく会場入りできた。早目に着いて会場をブラブラしていたら、全日本チャンピオンの本田武史選手に遭遇。今回は、高橋選手のコーチと解説としての仕事で来ているらしく、緊張感が体中から漂っていた。

間近に迫ったオリンピック

各選手の演技に関する感想は割愛するが、「これぞオリンピック!」と感じた。カナダの選手が登場すれば、赤いミトンや国旗を掲げ、地響きがする程の大声援。エースのパトリック・チャン選手は会心の出来からは程遠かったが、これほどの歓声を背にプレッシャーを感じずに演技をする方が難しいだろうと、少し同情してしまった。フランスの選手が登場すれば、あちらこちらにトリコロールがはためき、世界中から応援団が来ている模様。

オリンピック観戦

そして、何よりも心に残ったのが、私たちの真ん前に座っていた選手の親族だと思われる、ベルギー人の集団。26番目に滑る選手の応援に駆けつけていたようだが、その選手が演技する直前に席に座り、終わった瞬間に席を立った。しかも、演技中、後ろの人のことも考えずに特大の旗を持ち、大声で「Kevin!」と応援。たった2分50秒のために高価なチケットを購入し、ベルギーから駆けつけたのか、と思うと、オリンピックに出場することは本人にとっても親族にとっても非常に名誉なことだと改めて感じた。また、TVでは放映されないドラマを見たひと時だった。

オリンピック開催に関しては、さまざまな問題が山積みで、期間中にオリンピック開催反対のデモもあった。しかし、自分が住んでいる街でオリンピックが開催されることは最初で最後である上、私はこんなにも素晴らしい経験ができたことを嬉しく思う。

3月にはパラリンピックが控える。パラリンピックもオリンピックのように、盛り上がればいいなと思う。

オリンピック観戦

千田カカオ(チダカカオ)
大阪府生まれ。女性。バンクーバーの生活に魅了され、2年で帰国する予定が5年目に突入。カレッジ卒業後、留学カウンセラーとして、留学生の生活・悩み相談を受けている。現在は就労ビザでの滞在だが、移民申請も視野に入れている。

Top of page


1981-2009 Copyright (C) Japan Advertising Ltd. Canada Journal, All rights reserved.