指圧やマッサージと聞くと、肩や腰にするものだというイメージを持たれる方は多いと思います。
しかし、指圧では、腹部への施術が一番大切だといわれています。
内臓の調子を整えることはもちろん、その他の症状に対しても、腹部に反応が出ることが多く、腰痛の方などは、痛みの反射が、腹部に出ることも多いです。
そこで、今日は、誰にでもできて、効果的な腹部の自己指圧についてお話したいと思います。
はじめに、指の使い方から。
左右の中指人差し指をまげて、背中合わせに引っ付け、そしてハートを作るイ
メージで、みぞおちの上においてみましょう。
そこがスタート地点。
圧し方は、自分の吐く呼吸に合わせて、静かに深くいけるところまで押し、圧をはずすときも同じぐらいの速さでゆっくりと。
そこから、少しポイントを真下にずらし、同じように押す。
これをおへその下、5センチ辺りまで続けてください。
そして、次は、そのまま、右にポイントをずらして、押していきます。
こ
れを下腹部の右端にたどり着くまで、繰り返します。
そして、今度は、同じことを真上にずらして、あばら骨の下にたどり着くまで、押していきます。
そして、そこから、みぞおちに向かって、押していき、みぞおちから、左のアバラの下に、横切るように、ポイントをずらして、押していきましょう。
左のアバラの下から、下腹部に向かって、ポイントをずらしながら押していきます。
そして、最後は、左の下腹部の端から、へその下5センチあたりのところまで。
ここが、終点です。
みぞおちから始まり、お腹全体に、大きく、ひらがなののの字を書くイ
メージで、呼吸に合わせて、ゆっくり静かに深く、圧してください。
これを数回、繰り返してください。
便秘などにも、良く効きます。一度、お試しください。