北緯66度33分、北極圏に到達!
北極圏到達!
北極圏へ続く道、ユーコン準州にある美しいデンプスターハイウェイをひたすら北へ走り北緯66度33分の北極圏へ到達!
ここでは6月22日には一日中太陽が沈まない
(白夜)で12月22日には一日中太陽が昇らない(極夜)だという。何て神秘的なんだろう!
ここまで北に来ると背の高い木が見当たらない。ツンドラ地帯とは低温で植物の生長可能期間が短いため樹木が生長できない地域を指すらしい。
野生のカリブー(トナカイ)の群れ
カリブーの群れ
ユーコンに来たら絶対に見たいと思っていた動物がカリブー(和名はトナカイ)、北極圏を過ぎる少し前に前方に動物の群れが見えた。カリブーだ!
悠々とした大きな角を持つオスを先頭に40頭くらいだろうか。まるでテレビのナショナルジオグラフィックチャンネルを見ているようで息を飲むのも忘れてしまった。蹄が大きく体重が分散されるのでフカフカのスポンジのようなツンドラの上でも平気で歩くことができるという。野生のカリブーの群れは絶対に忘れる事のできない思い出になった。
野生のグリズリー
ツンドラ地帯では背の高い木は育たない
グリズリー(熊)のエンターテイメント
カリブーの群れを見ることができた興奮も冷めないうちに今度は野生のグリズリーと遭遇! そのグリズリーは最初はずっと遠くのツンドラの上を散歩していたのだけどだんだんこちらに近づいてきた。危ない!って思えるぐらい接近してきたので車の中に非難した。近くで見るととても大きい。車の窓を開ければ手が届きそうな位置に来たグリズリーはなんと水溜りで水遊びを始めた。カメラに付いているビデオで撮影したものを見せることができないのがすごく残念。
私たちがまるで空気であるかのように全然無視しているのか一向に警戒しない。
回りには私たち二人以外誰もいなかったので、グリズリーの水遊び又は沐浴が私たちに対するエンターテイメントの様に見えてとても嬉しかった。
次号へ続く
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記事提供:ウェスト トレック ツアーズ
かほるさんご夫婦が経営参加するツアー会社です。 バスで行く、ロッキーマウンテン、ウィスラー、ビクトリア、トフィーノ、シアトル、ポートランドの旅で一生忘れない思い出を作ってください。 www.westtrek.com |
Kahoru Noonan(かほるヌーナン)
東京都出身。
日本で勤めていた車関係の会社で出会った一人のカナディアンがきっかけとなり、彼らの文化をもっと知りたくて2002年冬に初めてカナダに来た。とは言え、そのカナディアンの友達が住んでいるのはカナダの東側のオンタリオ州。ガイドブックを見てみると冬のオンタリオはとても寒そうだったので、厳寒にはならないカナダの西側バンクーバーにある英語学校に通うことに決めた。 ツアーで行ったシアトルで現在の夫と出会い、夫の経営する会社でボランティアとして働く事になる。ロッキーマウンテンツアーにガイドとして添乗するようになってから、カナダの自然の偉大さに次第に魅了されていった。2003年5 月に住んでいた家が火事になり、「湖のある家に住みたい」という夫の希望もあって、オンタリオ州に居を移す。バンクーバーに会社がありながらインターネットで会社をオペレートするという変わった方法で会社を維持経営。 家探しの間の約1年間をオンタリオ州Perthに住む夫の父親と同居。この時から夫の父親は大親友となる。2005年2月に念願の湖の上の家を購入後、日本人は私だけという、自然があふれたオンタリオ州の人口200人の小さな町クロイン(CLOYNE)に住むようになる。 kahoru@westtrek.com |