カナディアンライフ

カナダ留学無料カウンセリング パラリンピック観戦

先月のオリンピックに引き続き、今月はパラリンピックを観戦してきた。


当初は、パラリンピックを見に行くなんて予定にはなかったのだが、「チケットが安い」「オリンピックよりも感動する」という噂を聞き、アイススレッジホッケーのチケットを購入。
「安い」と言われるだけあり、チケットは24ドルで購入できた。
パラリンピックはオリンピックに比べると地味でスポンサーもつきにくい。そのため、華やかさには欠けるが、身体障害者にとって4年に1度の大イベントのため、日本からも95人の選手と役員が参加しメダルを競った。
私が見に行ったアイススレッジホッケーは日本対チェコ戦。会場はUBCに新しくできたThunderbird Arena。大きさは通常だが、ソリに乗ったまま選手が待機できるよう、リンクサイド内も氷が敷かれている。

パラリンピック観戦

会場に着くと、オリンピックより少し甘いセキュリティーチェックが待ち受ける。
そして中に入ると、パラリンピックだから、観客も少なくあまり盛り上がらないんだろうなぁ、という当初の予想を覆すほどの応援団がまず目に付いた。しかも、私たちの斜め後ろには選手の家族・親戚と思われる20人ほどの団体が座っている。法被や鉢巻を身に付け、日の丸などそれぞれの応援グッズを手に、試合が始まる前から必死に声を張り上げ応援。パラリンピックが地味だなんて誰が言ったのだろう!?と思わせる盛り上がりぶりだ。

パラリンピック観戦

アイススレッジホッケーとは名前が示す通り、そりに乗ってホッケーをする競技である。
両手に氷の上を漕ぐことができる、アイスホッケーのスティックのようなものを持つ。自分自身の体重のため、漕ぎ出すのが見ているだけでも大変そう。しかし、選手たちは、いとも簡単に漕ぎ出し、かなりのスピードでゴールに向かう。そしてスピードが出ているため、選手同士の当たりもなかなか厳しい。迫力満点だ。

パラリンピック観戦

一度パラリンピックを見れば「地味で盛り上がらない」という一般論が間違っていることに気付くだろう。オリンピックはある程度の大金を払わないと見に行けないもの。しかし、パラリンピックはどの競技も20ドル程度あれば見ることができる。チケット代金の差があまりにも大きいため、「オリンピックはセレブのもの、パラリンピックは一般人のもの」という意見もあるのだそう。実際、観客には家族連れも多く、とてもアットホームな雰囲気で選手との距離も近く、オリンピックよりも居心地が良かったように思う。

パラリンピック観戦

おそらく、パラリンピックを見に行くのはこれが人生で最初で最後だろう。オリンピックもすごく楽しかったが、このパラリンピックも絶対に見る価値がある。ぜひ次回、オリンピックを見に行く機会がある方には、ぜひこのダブル観戦をお勧めしたい。

3月にはパラリンピックが控える。パラリンピックもオリンピックのように、盛り上がればいいなと思う。

パラリンピック観戦

千田カカオ(チダカカオ)
大阪府生まれ。女性。バンクーバーの生活に魅了され、2年で帰国する予定が5年目に突入。カレッジ卒業後、留学カウンセラーとして、留学生の生活・悩み相談を受けている。現在は就労ビザでの滞在だが、移民申請も視野に入れている。

Top of page


1981-2009 Copyright (C) Japan Advertising Ltd. Canada Journal, All rights reserved.