バンクーバーのダウンタウン中心地にあるCCELは、バンクーバーでも老舗に入る語学学校だ。学校の受付に行くと、一見、「理工系の先生」と言った感じの日本人カウンセラー (ショージさん)が、優しい笑顔で案内してくれた。
まずはショージさんの質問に答えて、つたない英語で、出身地や職歴など、自己紹介をする。つまりこれが英語力のテストなのだ。その後は日本語でカリキュラムの説明を受け、トライアル・クラスがある教室に入った。
私が受けたのは、CCELの中間レベルの文法クラス。担当はMick先生だ。
1クラス10名程で、前半はウォームアップを兼ねたゲーム形式で授業が始まった。自分のカードの絵柄を口頭で伝え、パートナーが手持ちのカードから選ぶというというもの。複雑な絵柄のため、知恵を絞り相手に伝えた。
次はプリントに描かれた人物絵を見て「この人に何が起こったのか/起こっているのか」、皆なで考え意見を出し合う。
様々な教材を使って授業が進んだので、1コマは1時間40分と少し長めの授業時間も苦になること事無く終了し、休憩を迎えた。
2コマ目は教科書を使って可能性(will.maybe.might.can.could/would+have)の場面に合った使い方)について学習した。
前半のウォームアップで使った予測文に加え、2ページほどの短い物語の中に含まれている「間接的な予測文」を見つけるレッスンだ。
これには文書に対する理解力も必要となり、何度も読み返しながら、意味合いを理解した。これまでにも可能性・予測に関して勉強した事はあったが、より細かい使い方に“英語は奥が広いな・・・”と改めて感じる授業だった。
授業の合間の休憩時間に、ショージさんとカフェに向かったが、このカフェが学校運営のお店であると教えてもらった。
学校がカフェを運営?と疑問に思ったが、そこにも理由があった!ビジネスコースを豊富に持つこの学校には、ホスピタリティを学んでいる生徒や卒業生が、コーヒーマシンの使い方からバリスタとしての本格的な技術まで習得できる実践の場としてこのカフェを活用しているのだ。もちろん、一般のお客さんにも解放されている。
CCELにはアルバータ大学への進学準備コースや、各試験対策コースもあり、しっかり英語を勉強したいと言う人にはもちろん、ワーホリで来たからには、カナダでちゃんと働きたいと言う人が専門分野を学ぶ前段階として通うのにいい学校のように感じた。