バンクーバーのダウンタウン中心地から少し離れたバンウエスト語学学校は、一見、教会を思わせる佇まいだ。 参加した英会話クラスは、6段階ある中のレベル3で、生徒数9名の約半数がこの週に入校したばかりの新しいクラスだ。受講者の国籍はブラジル、韓国、スイスと様々だが、クラスメイトは皆仲が良い感じで、飛び入り参加の私も暖かく迎えてくれた。

授業は全員がホワイトボードの前に向かい併せに立ち、先生の合図でパートナーを換えながら昨日の出来事を伝え合うことから始まった。初対面の私には、皆が自己紹介を加えてくれた。この日のトピックは「Future」。will・be going toそして現在形文と、この3つをどの様に使い分けるかを学んだ。

I難易度を上げながらそれぞれの場面に対して作文し、プリントやテキストを用いて3つの使い分けを頭で整理、授業冒頭と同じように皆整列し、今度は今日のトピックを会話として身に付けるという流れで授業は進んだ。先生が質問を出し、答えがどの場面にあたるのか、各々が考え対話をするのだが、テキストを読んでいる時は理解した“つもり”だったところが、会話となると意外に出てこない。しかし、繰り返し使うことで自分の中に馴染んでいき、会話の中で使い分けられる様になっていくのを感じた。先生は、生徒に対してきめ細かくケアしてくれた。

バンクーバーの語学学校は日本人と韓国人生徒が多いが、この学校は日本人の生徒数が全体の5.1％と低く、当日、スタッフの日本人以外に日本人らしき人には出会わなかった。