IACEトラベルさんからご紹介いただき、「オカナガンの世界～世界的に有名なワイン生産地をめぐる旅」という日帰りツアーに参加。実に5年ぶりのOkanaganだったが、バンクーバーでは味わえないゆっくりとした空気を満喫してきた。
今回訪れたOkanaganは、VancouverとCanadian Rockyの中間辺り。Vancouverからは約400キロ、車で4時間の距離にある。Okanagan地方最大の都市・Kelownaから30分ほど手前にある2つのワイナリーを訪れるのが今回のツアーの目的だ。

まず、訪れたのがQuails’ Gate。こちらは中規模～大規模の間に属するStewartファミリー経営のワイナリー。オバマ大統領がオタワを訪れた際、食事と共に出されたワインを提供したことで有名だそう。このワイナリーツアーでは、ぶどう園とワインの製造工場の見学と、6つのワインのテイスティング、そしてグラスに入ったワインの古さを判別する方法や、ワインと食事の相性についての説明を受けた。

ツアー終了後は、参加者全員が心待ちにしていたランチタイム。結婚式やパーティも出来そうな素敵なレストランで、本格的な3コースランチが待っている。週末はなかなか予約が取れないというのも頷けるほど、どのテーブルからもOkanagan Lakeを一望出来、雰囲気も最高な上、料理の味もサービスも素晴らしい。ワインテイスティングで気に入ったワインを、料理とともに楽しめるこのひと時、贅沢の極みではないだろうか。

満腹になった私たちは、Okanaganで最大級のワイナリー、Mission Hillに向かった。Mission HillはQuails’ Gateとは違い修道院風の佇まい。高台にあるので、Okanagan Lakeがより美しく見え開放感に溢れているが、ワインショップは重厚な感じで、その対比が何とも素晴らしい。

Okanaganまでの日帰り旅行はあっという間だった。ツアーだから、ワインの試飲も遠慮なく飲めるし、帰りの道中はほろ酔い気分で皆うたた寝。絵に描いたような休日だった。6月以降、Okanagan Lakeは最高の季節を迎える。景色とワイン、両方楽しめるOkanaganへの日帰り旅行。ぜひお勧めしたい。