世界中に140の拠点をもつインタナショナルハウス語学学校のバンクーバー校は、ダウンタウンから多少離れたウエストブロードウェーにある。
ダウンタウンではないものの、市内からバス1本で行けるため不便感はない。教室の窓からダウンタウンの高層ビル群が一望できて素敵な眺めだ。

今回体験したクラスは「Vocabulary & Speaking」（単語・スピーキング）。 「今週末は何をして過ごす？」というテーマで、プリントのブランクを埋めるグループワークで授業はスタートした。
課題は日常生活(自宅周辺)で使う単語について。 「パティオ」や「ポーチ」と日本でもたまに耳にする言葉だが、“それがドコ？”と正確な場所を問われると、返答に困ってしまうのが正直なところ。イラスト付きのプリントはとても分かり易く、先生の説明と併せしっかりと内容が把握できた。　
授業は、次にカードに書かれた４つの単語(動詞)をグループメイトに説明するレッスンへと進んだ。私のグループは3人で、韓国・ブラジルの女の子、そして私。私のカードに書かれた単語の内、私が知っていたのはたった１つ。その動詞の意味を知っていても、「類義語」・「同意語」を知っていないと説明はできない。辞書を片手に、つたない英語で説明したため、当てる側のグ２人にはかなりの苦戦が強いられた。書かれていた単語はどれも説明が難しくかなりの時間を費やしたが、困った際は先生がすかさずフォローに入り、私のサポートをしてくれた。

授業を終え、カウンセラーが私の話しをじっくり聞いた上で、私に最適のコースとプログラムを紹介してくれた。世界規模の語学学校だけありこの学校にはコース・プログラム・選択科目が無数にある。自分に合うものを探すのは重要な事だが、そんな時に“頼れるカウンセラー”の存在は大きい。私が話しを伺っている間にも数人の生徒がカウンセラーをを訪れていた。
留学渡航を決め、「留学の成果」、「ゴール」を自分なりに定めてはいるがプロセスがイマイチ・・・と言う人にとって、この学校は有効な選択肢になると思う。（取材：Akiko Gomi）