バンクーバー周辺最も高い山であるロブソン山に由来し、“質の高い教育とサービス” を目標とするロブソンカレッジは、バンクーバーのダウンタウンにある。
私は、パワースピーキンの中間レベルクラスに体験参加した。 レッスン時間は90分。レッスン中は話し通しで、まさしく“パワースピーキング”を感じるクラスだ。　この学校は、各科目、授業内容が細かく設定されているが、このクラスも例外ではなく、「前日の復習」⇒「イディオムを使った会話」⇒「与えられたトピックについてのディスカッションと」、授業詳細に沿って授業は進む。担当の先生は優しく、、なかなかついていけない私をケア、フォローしくれた。　

「前日の復習」では、先生が複数のイディオムを板書し、意味や使い方は生徒達が意見を出し合い、前日の授業を受けていない私に丁寧に説明をしてくれた。そのおかげで「イディオムを使った会話」からは私も参加し、例文を提案する事が出来た。最後の「ディスカッション」では、その日のトピックについて話し合うのだが、今回の“テーマ”は日本でもテレビ放送されている「スーパー・ナチュラル」。簡単に言えば、幽霊が見えてしまう、イケメン兄弟の悪霊払いのお話しなのだが、このトピックを基に「幽霊／霊媒師を信じるか」、「なぜ信じるのか／信じないのか」、各々が持論を披露し、それについてクラスメイトが更に意見を求める…まさにディスかションが繰り広げられ、90分のクラスは終了した。　

授業の間、先生は生徒と生徒の意見を繋ぐ連携役に徹していたが、この間に会話を繋ぎながらも各生徒の文法・単語ミスの詳細をメモに起こしていた。これは後に、生徒１人１人にフィードバックされると言う。
リスニング力がある程度あれば、相手の言う内容を理解し相槌を打つ事は可能だと私は思う。しかし、“自分の意見を第３者に伝える、そして理解してもらう”のはなかなか難しい。今回のトライアルクラスには私を除き老若男女計５名生徒がいたが、皆自分の意見をしっかりと持ち、またその意見を他人に伝えるスキルを持っていた。このスキルの高さに私はとても驚いた。中間レベルの生徒でこれだけのスキルがあるならば、上級クラスの生徒は一体どれ程なのだろう…と興味がわいた。
　 この学校では、ESLプログラムの他に“Super Intensive Program”という特別プログラムがあり、このプログラムは将来海外の大学・短大への進学を考えている人や、もっとハードに英語を勉強したい人向けに作られている。　宿題をこなすだけでも７～８時間を要するスーパーコース。日本人カウンセラーによれば、「慣れてくれば4、5時間で終わります(笑顔)」との事。　3ヶ月1クールのこのプログラム、せっかくの海外留学だからしっかり勉強！！または3ヶ月の短期留学に集中的に英語を勉強したいと考えている方には、ESLプログラムに併せ、こちらも魅力的なプログラムではないだろうか。（取材：Akiko Gomi）