スポーツ観戦が趣味の一つである私。今回は野球観戦を目的に、バンクーバー・カナディアンズのホームスタジアムであるScotiabank Field at Nat Bailey Stadiumを訪れた。
同球場はQueen Elizabeth Parkの東端に位置する。1951年に建てられた歴史ある球場で、地元民からは”The Nat”の愛称で親しまれている。もともとはNat Bailey Stadiumという名称だったが、2010年6月にScotiabankが球場の命名権を購入し、今シーズンからScotiabank Fieldの名が加えられた。オークランド・アスレチックス傘下の1Aチーム、バンクーバー・カナディアンズがホームとして使用しており、毎年6月から9月にかけて、レギュラーシーズンが行われている。
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ここ数年は年間一試合のペースで観戦している私。昨シーズンは打てず守れずで苦戦したカナディアンズだったが、今シーズンは8月20日現在で地区首位と大健闘している。今日はどんな試合を見せてくれるのか、楽しみだ。
球場には午後7時半に到着。ボックスオフィスでチケットを購入し入場すると、まず目についたのが観客の多さ。6500人収容という客席のほとんどが埋まっている。快晴の金曜日、首位を走るチームとなれば、ファンの出足も自然と良くなるのだろう。
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次に目についたのが、外野フェンス上に設置された真新しい電光掲示板。選手紹介やリプレーなどを、色鮮やかな映像で随時行っている。去年まではあんなものなかったぞ?と頭の中にクエスチョンマーク。球場が少しずつ改修されていくことは良いことだ。それでも、選手のプレーを間近で見られるスタンドの造り、狭いファールグラウンドは昨年までと同じで嬉しい。この選手との距離感が“The Nat”の醍醐味だ。
肝心の試合は、カナディアンズの打線が好調。初回に早速3点を先制すると、四回には満塁ホームランが飛び出し4点を追加。その後も小刻みに加点し、11-4でボイジー・ホークスを下した。両チーム合わせて23安打の乱打戦。数多くの得点シーンを見られて、楽しいゲームとなった。
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また、イニング間には、「わさび」や「BCロール」などの名物(?)マスコット達が繰り広げる寿司レース、チキンダンス、そして恒例の7thイニングストレッチなど、イベントも盛りだくさん。お土産に某ハンバーガーショップの無料クーポン券までもらえて大満足。試合開始から終了まで観客を飽きさせない工夫がなされているのに感心する。 最近ではカート・スズキなど、数多くのメジャーリーグ選手を輩出してきたバンクーバー・カナディアンズ。来年もまた観戦に来たいと思っている。
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