友人の一人が日本に本帰国することになったので、お別れ会をした。こちらに長く住んでいると新しく友人が増えることより減るばかり。お別れ会なんて何度企画したのか分からないほどだ。
今回のディナーは友人の希望に応え、ダウンタウンで最もお洒落な街だと言われるYaletownのRodney’sに行ってきた。ここの名物はシーフード。特に生牡蠣が有名で、他にもアサリやホタテ貝なども食べることが出来る。予約時間が16時半という中途半端な時間にも関わらず、お店は大賑わい。なぜなら18時まではハッピーアワー（このお店ではLow Tideと呼ぶ）で普段より少し安くシーフードがいただけるからだ。さすが皆良く知っている。

まず席に着き、飲み物を注文。そして「R」の付く季節の生牡蠣は美味しいという言い伝えを守り、お決まりの生牡蠣を1ダース注文した。日本でも増えつつあるオイスターバー。決まってポン酢やレモンが着いて来るのだが、Rodney’sではタバスコのようなチリソースや西洋わさびを添えて食べるのが一般的だそう。私はシンプルにレモンで食べる派なのだが、Rodney’sの食べ方にもトライ。しかしながら、生牡蠣にはレモンに限る！と私は実感。カナダにどれだけ長く住んでも味覚は変わらないのだなぁ。

そして生牡蠣だけでは物足りず、私たちはアサリの酒蒸し、クラブ（蟹肉）ケーキ、ホタテサラダ、牡蠣フライなど注文。お別れ会で色々な思い出話を語る予定だったのに、食事に夢中で肝心のことが話せなかったこと以外は大満足だった。
さらに帰り際に生牡蠣を1ダース追加注文しこれで食べ納め。これからしばらくは「R」の付く季節が続くし、またRodney’sを訪れる日も近いに違いない！でもRodney’sに訪れるたびに、友人のことを寂しく思うのだろうなぁ。

また、イニング間には、「わさび」や「BCロール」などの名物（？）マスコット達が繰り広げる寿司レース、チキンダンス、そして恒例の7thイニングストレッチなど、イベントも盛りだくさん。お土産に某ハンバーガーショップの無料クーポン券までもらえて大満足。試合開始から終了まで観客を飽きさせない工夫がなされているのに感心する。
最近ではカート・スズキなど、数多くのメジャーリーグ選手を輩出してきたバンクーバー・カナディアンズ。来年もまた観戦に来たいと思っている。