幼いころから海は青、空も青、山の木々の緑をあたりまえのように知っているわたしたち。絵本にも描かれている、子供にも層教えている美しい色。
でも、自然はどんどん壊れていって、いつの日かこの当たり前の色がなくなってしまうかもしれない、そんなことを考えたことありますか?
日本からカナダに来たとき、家の周りの自然に驚いたものでした。東京から来たのでなおさらだったかもしれません。上手に自然がそばにあるようで、うれしかったです。
でも、ここでも昨今開発は進んでいます。人間の都合だけの開発。山を削り、森を壊し、飾りの街路樹だけの緑。川をせきとめ、海を汚します。
緑は酸素を作る大切な地球の呼吸器官です。川や海は地球のすみずみまで栄養と潤いを与える血管です。それがなくなってしまったら、地球という大きな生命体は死んでしまいます。そのなかに生きる生命体はすべて死んでしまいます。わたしも、あなたも。
アマゾンの木がなくなります。アマゾンの木は地球にたくさんの酸素を送っている肺の中心です。人はどうして自分を殺してしまうことを平気でやってしまうのでしょう？
自然科学者たちがシュミレーションをしました。突然人間がいなくなったら。この世のすべてから突然人間がいなくなったら、300年でほとんどの建造物は崩壊し、地球は緑いっぱいの星になるそうです。人の痕跡はなくなってしまうのです。人はこの星に永久に君臨する命ではないということ。ほかの生き物たちとともに、地球に中でともに平等に存在するだけの生命です。そのことに気がつかないと、人は自分の命そのものを自分で絶ってしまいます。
宇宙開発って必要なのかな。軍事開発って必要なのかな。それだけのお金を使えば、地球の緑はすぐとりもどせる。地区を緑にできる。地球上の子供が全部ご飯が食べられる。海を綺麗にできる。川を綺麗にできる。森を増やせる。命を増やせる。
あたりまえの海の青、あたりまえの空の青、あたりまえの森の緑、そのままずっと子供たちにつなげたい。
アイウエオな毎日 その3 By Michelle Igarashi 
Michelle Igarashi