このタイトルからすぐ童謡の「おさるのかごや」を思い出せる方は、きっと私と同じ世代かそれ以上の方と思います。
もうこの歌を知っている若い方はほとんどいらっしゃらないでしょう。かごや、なんて言葉もわからないかもしれませんね。私は童謡がとても好きです。
欧米のむかしからの子供の歌ではマザーグースが有名ですね。マザーグースは今も歌われていますし、英語の勉強にも使われるので、むしろ知っている方が多いかもしれませんが、日本の童謡はどうでしょうか。ご用聞きのさかなやさんや、蛇の目でお迎えにきてくれるお母さんの歌など、内容そのものがぴんと来ない時代です。
蛇の目ってわかりますか？かさのことなんですよ。私は童謡の優しいメロディ、あたたかな言葉が大好きです。短い歌ですが、子供の心にすんなりと入ってくる旋律は、
大人の心も優しくしてくれます。日本にはかわいい、また、ときにせつない童謡がたくさんたくさんありました。子供 たちに歌ってあげたくて、童謡の本を買って歌ってあげました。その本は今も大切に持っています。時折開いては口ずさんでみたり。それ だけでほんわか気分になります。育児の毎日は休みのない日々、にこやかに子供に接することができればいいのですが、親も人間、相手も 人間。毎日同じ気分のわけがありません。疲れれば、親も子供もいらいらしますし、のりのいい日もそうではない日もあります。それが生 きている、ということですから仕方ありません。でも、母親は特につらい。
子供を捨てて逃げてゆく場がなかなかありません。幼い子供の 逃げ場は親ですが、親には逃げ場がなかなかありません。とくに家庭にいる母親の場合、どんなときでも子供と対峙するしかありません。 そんなとき、せめて子供と一緒に外に出てみましょう。
庭先だってかまいません。そこで、何か歌を歌ってみませんか？同じ歌を何度でもかまわない。
大きな声で歌ってみま しょう？もし、お外が雨なら家の中で大きな声出してみましょうよ。きっと気持ちが落ち着いてくると思います。
タイトルの歌はもう公開できる歌ですから、ここに歌詞が紹介されていますのでみてください。おもしろい歌でしょ? こんな歌を大きな声で歌ったら元気になりますよ、きっと！
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そうしてこれをきっかけに、日本のやさしい童謡に興味をもってくださるとうれしいです。
アイウエオな毎日 その4 By Michelle Igarashi 
Michelle Igarashi