コンサイメントストアは侮れない
珍しく天気が良かった週末に、バンクーバー一おしゃれな通りと言われるMain Streetにショッピングに行ってきた。 「コンサイメント(consignment)ストア」。この聞き慣れない言葉を皆さんはご存知だろうか。「委託販売をやっているお店」という意味なのだが、言い換えれば古着屋。この聞き慣れないコンサイメントストアについて、少しGoogleで調べてみた。自分が要らなくなった服をコンサイメントストア持って行くと、お店がその品が売り物に値するかどうかをまずチェック。そして質を判断した上で、お店が出品者に代わり値段を付け第三者に販売。その後売り上げの60%程度はお店が取り40%は出品者に支払う、という仕組みらしい。
私は古着なんて着たこともなかったし興味がなかったが、バンクーバーにはコンサイメントストアは北米社会に結構根付いているらしい。またヴィンテージ物やプレミアがついたお宝はこういうお店で見つかることもあるそう。今回は友人に付いて行きコンサイメントストアを人生初体験。最初は古着かぁ と乗り気ではなかったのだが、探せば探すほど状態が良い服があちこちに。
30分ほど物色した後、ほぼ新品で好みの形と色の約50ドルのジーンズを発見。Paigeというブランドの物なのだが、友人によると名の知れた有名なジーンズブランドらしい。早速試着をしてみると、驚いたことにサイズもピッタリで、シルエットも私好み。コンサイメントなので、このブランドで色違いを試したくても出来ない一点もの。まるでお見合いみたいだ。随分悩んだ末、購入することに決定。人生初の古着ショッピングは幕を閉じた。 自宅に帰りPaigeのホームページを検索した結果、通常Paigeのジーンズは180ドルくらいするらしい。かなりお得なショッピングだったと改めて実感した。 コンサイメントストアは侮れない。これが今日の教訓だ。 (写真は全て、私が訪れたFrontからお借りしました)
千田カカオ(チダカカオ)大阪府生まれ。女性。バンクーバーの生活に魅了され、2年で帰国する予定が5年目に突入。カレッジ卒業後、留学カウンセラーとして、留学生の生活・悩み相談を受けている。現在は就労ビザでの滞在だが、移民申請も視野に入れている。