「おはよう」「いってらっしゃい」 「おかえり」「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」「おやすみなさい」たくさんの挨拶、素敵な言葉ですね。日本語ってきれ いだなっておもいます。英語や、ほかの言葉がメインのご家庭でも挨拶のことばはたくさんありますね。自分の子供をきちんとした人間に 育てたい、というのはよくききますね。きちんと、ってなんでしょうか？
私の考える「きちんとした人間」というのは「挨拶ができる」、 ということがまず１番目にあがります。挨拶ができる、ということは相手を認めるということ。人は社会の中で多くの人とかかわりあって 生きてゆく生き物です。相手を認め、相手を大切に思い、自分を取り囲む環境に感謝をする心、それが自然な挨拶につながります。朝は一 日の始まり、笑顔で「おはよう」といいたい。
明るく「いってらっしゃい」と送りたい。そうして元気で「おかえり」とむかえ、みんなで 食事に感謝して「いただきます」「ごちそうさま」、そうして心安らかに「おやすみなさい」と一日を終える。単純なこと、簡単なこと、 でも大切なこと。
そう心がけてもなかなできない日も あります。けんかする日もむかつく日ももちろんあります。そんなとき挨拶って本当にむずかしいものです。
すっごくはらだたしいけど、がん ばって挨拶をしてみる。「いってらっしゃい」って言われたら、言われたほうも、とりあえず「いってきます」。笑顔でいえなくても、こ のひとことでちょっと心に落ち着きをとりもどせたりします。特にお母さんの存在は家族の中心です。お母さんの笑顔、挨拶は家族をあた たかくしてくれるもの。
家族できちんと挨拶ができるように なれば、子供は外でもちゃんと自然に挨拶ができるようになるものです。親は子供の見本。子は親の鏡。
だから、今日もがんばって眠い目を こすって早起きしたら、「おはよう！」
（その後は「起きなさい!!」と叫ぶ日 々．．．ですが！）
アイウエオな毎日 その5 By Michelle Igarashi 
Michelle Igarashi