ダウンタウンにあるInternational Language School of Canada(ILSC)はバンクーバー最大規模の語学学校で、60以上もある多種多様なプログラム数で知られている。バンクーバーだけで4つキャンパスを設けており、生徒は自分のクラスに合わせてキャンパスを移動する。今回は、ハーバーセンター近くに位置するHastings キャンパス。
今回参加したのは、ビジネスに関連したテーマを通じ、スピーキング・リーディング・文法を学んでいくビジネス英語のクラス。履歴書の作成や、ビジネス文書の書き方、ビジネスでの話の進め方から電話応対まで、実践的なことが学べるクラスだ。時間は9:00~12:00の3時間。
先生はNancy。スタイリッシュで明るい性格、生徒に対する親身な姿勢が印象的だ。生徒数は10名、国籍は日本、韓国、台湾、イタリア、ブラジルと様々。各国籍30%を超えないように学校側が配慮しており、まさにインターナショナルなクラスメイトと出会えるのもこの学校の魅力の一つ。クラスをとって参加してみたら日本人は自分だけっていうことも常である。
今日の授業は、自分の会社を紹介する簡単なプレゼンテーションがメイン。まずはビジネス関連の単語や意味を確認したのち、例として先生が用意したプリントにてプレゼンテーションの流れを確認。同内容のCDを用い雰囲気と話し方も感じ取る。次に2人ないし3人のペアを組み一つのオリジナル会社を立ち上げる。名前、分野、ターゲットとする顧客層、従業員数や売上・利益、これから先の見通しなどについてお互いにアイデアを出しながら決めていくのだが、現実離れしたものもOKなのでとても面白い話し合いだった。その後、今度は会社ごとにペアになり自分の会社についてプレゼンテーション。質問タイムもあり、和気あいあいとした中でも相手の会社について興味や理解を深める、まさに実践的な内容だった。
ILSCでは“クラスの中心は生徒である”という原則のもとにありカウンセラーも非常に親身である。日本人のカウンセラーもいるのでいざというとき安心だ。キャンパスでは“English Only”精神が根付いており、生徒が母国語を話していないかチェックするスタッフも巡回している。日本人同士でももちろん英語で話す。留学前に学校を決める際、日本人がいることで英語力の向上に不安を抱える人も多いが、このILSCはそんな方々にぜひお勧めの学校である。(レポーター:白椛 美緒)