バンクーバーからちょっと足を伸ばして、観光地としては知られていない海岸リゾートで一日のんびり過ごしたい・・・そんな人にお勧めなのがホワイトロック（White Rock）だ。
バンクーバーの衛星都市として急成長しているサレー市にあるホワイトロックは、海に面した緑が豊かな地区で、バンクーバーの近郊エリアの中でも人気の高い住宅地となっている。
バンクーバーからはスカイトレインとバスで結ばれ、アメリカのワシントン州の国境までは南東にすぐの距離。ピースアーチで有名なアメリカとの国境公園にも近い。
温暖な海流が流れ込むセミアモー湾と南で接しており、南岸の砂浜8kmに沿って街並みが続いている。

まずは、海岸に沿って並ぶカラフルなショップを見ながら歩いてみよう。南東の方向には山頂に雪をいただくべイカー山（アメリカ・ワシントン州）が見える。通りにはレストランも多く、お勧めはやはり海岸ならではのフィッシュ＆チップスだ。なかでも、1975年以来創業のMoby Dickのフィッシュ＆チップスは有名だ。
海岸にそって鉄道の線路も走っていて、昔の駅が今は博物館になっている。海岸のほぼ中心に450メートルもある桟橋があり、桟橋の最終地点はいつも釣り人でにぎわっている。

桟橋の南側の砂浜に真っ白い大岩があるが、実はこれがホワイトロックの名前の由来だ。
重さ486トンもある大岩で、氷河期に運ばれてきたものだといわれている。
海岸線を散歩し、桟橋を歩き、砂浜で日光浴し、今は博物館ななった駅を見て、フィッシュ＆チップスでお腹を満たした後は、太平洋の向こうに沈む夕日をみながら、ホワイトロックへの小旅行を終わろう。