人の社会で生きるということは、 くっついたり、離れたりを繰り返しながらの生活です。
たった一人で生きてゆくことは誰も できません。たとえ無人島で自給自足したとしても、それができるようになるまでは、誰かに育まれてきたはずです。
親を持たず生まれる子どもはいませ ん。お母さんのお腹に宿った時から、「お母さんにくっついて」育ったのです。
命はいつだって命とくっついたり離 れたりしながら存在するものです。人間も、動物も、植物も、自然の中の何もかも。
でも、人間社会、いろいろな場面が あって、くっつくのも離れるのも、なかなか自分の思うようにいかないことがたくさんありますね。
たとえば職場。 職場の中には気の 合う人もあわない人もいるでしょう。気が合わないから、と言って無視するわけにもいきません。嫌だと思う相手にはついつい表情も態度 も冷たくなりますね。そうすれば相手にも分かってしまいますから、相手もマイナス感情を強く持つことになります。数学ならマイナスと マイナスでプラスになるけど、人間関係はマイナスの相乗効果になることがほとんど。ますます職場が楽しくなくなってしまいますね。で も、職場だからこそ、まだ意識一つで変えることができます。職場は働く場所、生きるために必要なお金を作る場所です。だからまず仕事 はきちんとする、決して見た目の手は抜かない。（こつを覚えて自分の作業を効率よくする工夫は良い手抜きになりますが）
仕事をきちんとしておかないと、自分が突っ込まれることになりますし、損です。嫌いな職場でやる気が出ない、仕事もうまくやれない、これでは愚か、自分で自分の評価を 落とすマイナスにしかなりません。そこまで嫌になってしまうなら職場を変えた方がマシ。自分をどんどん落としてしまうなら固執せず離 れるべきです。
でも、仕事をきちんとこなしている なら、職場においての立場は強くなります。
無理に嫌いな相手を好きになる必要 はありません。人に対するマナーを守っていれば十分です。適度にくっつき、あとは離れましょう。
挨拶だけはきちんと相手の目を見て すること。仕事以外の話は聞き手に徹して意見をかえさないこと。仕事以外のお付き合いは、笑顔でお断りすること。
自分個人の感情を同じ職場や関係の ある人間に話さないこと。そうして、その仕事を大切に思うなら、仕事が出来ることに感謝の気持ちを持って、仕事場のよい所を探してみ ましょう。嫌な部分に眼を向けるのではなく、仕事をする自分の為によい部分に目を向けることが大切です。
誰かのいやな部分をみたとしたら、 それを自分がしないようにしましょう。マイナスを見て自分を見なおせば、それは反面教師となってプラスにかえります。
自分の人生、自分が主役です。周り はみ～～～んな脇役！自分の為に、自分でいい舞台を作りましょう！！
アイウエオな毎日 その8 By Michelle Igarashi 
Michelle Igarashi