2月になると家の前の湖が氷ってスケートができる。今年は少し気温が暖かく雪だったり雨だったりするので、ただでさえ水深が深く大きいこの湖は氷るのにとても時間がかかる。薄く氷が張った湖上に雪が積もり、その雪が保温材の役目をしてなかなか厚い氷にならない。厚い氷にならないとスケートをする事は危険なのでもっと寒くなるのをじっくり待つしかない。
今年は2月の中旬の今も、湖上の雪の下は完全に凍っていないみぞれ状態で、スケートはまだまだ無理なようだ。3月になったらもう暖かくなってしまうので今年は湖上スケートは無理かもしれない。。。。。。
テキサスからの雪
氷りついた岩肌 1月の終わりごろ、今までに見た事も無いようなスノーストーム(雪嵐)が来た。その雪はなんと南の南アメリカのテキサス州から来ているというから本当に驚いた。テキサスと言えばいつも暑い場所だと思っていたのに、テキサス州、ミゾウリ州、イリノイ州、ミシガン州、オハイオ州、パンシルバニア州、ニューヨーク州、マサチューセッツ州を通ってカナダのオンタリオ州の南トロント付近、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州と抜けて行った。
ここは雪の通り道より北だったために被害はあまり無かったけど、テレビで見た各地の雪の被害は相当なものだった様で、自然の力の不思議と恐ろしさを改めて感じた。
暖炉の火
地面にたどり着いたツララ 毎年寒くなると暖炉で薪を焚いて暖を取るようにしている。もちろんヒーターはあるけどハイドロ代(カナダでは電気や水道はハイドロと呼ばれる)を節約できるし、何よりも暖炉の火というのは心が和み、私は生姜と蜂蜜と牛乳入りのアールグレイティー、他のカナディアンはマシュマロ入りのホットチョコレートなど飲みながら暖炉の側で本を読んだり談話をしたりするのが大好きだ。
この家で一番早く起きる私が、自然と朝の暖炉に火を点す当番になる。外の倉庫に2年前から乾燥させておいた薪を取りに行って、暖炉の側の薪置きにたくさん薪を置いてから新聞紙や小枝を使ってあらかじめ小さい火を作ってから薪を入れていく。朝の寒い時はガンガン暖める必要があるので300度近くまで暖炉を暖めて落ち着かせる。重さの軽い薪は早く燃え尽きるのでたくさんの量が必要で、重い薪は燃え尽きるのに時間がかかるので夜に使うと次の朝まだ炭の中にオレンジ色の残り火を見る事ができる。薪運びは大変だけど暖炉というのは寒い冬を乗り切る強い見方だ。