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藪の中の黒猫


 
藪の中の黒猫

急に日本の古い映画を映画館で見たくなった。 “できれば時代劇がいいな・・・”などと思いながらサーチしたら、あった!!「藪の中の黒猫」・・・。新藤兼人監督が1968年に作った怪談映画だ。上演しているのはHowe Streetにあるパシフィックシネマチック。パシフィックシネマチックは、ごく小さなアート系の映画館で、ヨーロッパや日本の作品をよく上演している。

藪の中の黒猫いつ行っても十分席があるパシフィックシネマチックは、今日も八部程度の込み具合で、上演の20分前に行ったら真正面のいい席が取れた。観客の中には片方が日本人らしきカップルが数組いたが、それ以外はみんなカナダ人だ。


藪の中の黒猫

「藪の中の黒猫」は、何回か見たことがある映画なので、細部にわたってよく覚えている。それでも、冒頭からスリリングな画像に圧倒されて続き息をつかせない。 能を思わせるセット・・・打楽器を巧妙に使った効果音・・・モノクロならではのドラマチックなライティング・・・。1時間半少々があっという間に過ぎてしまった。

場内が明るくなって、席を立つ観客に混ざって出口に向かって歩き出したとき、自分の体が日本のオーラで包まれているような気がした。 (天)

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