今日は、Cambridge英検の中でビジネス英語の能力を計る「Business English Certificate」の試験対策コースをStudy English in Canada（SEC）で受けてきた。 このコースにはPreliminary、Vantage、Higherと3種類あるが、SECでは一番下のPreliminaryのテスト対策コースとしてクラスを開講。受講者の90%がBECの試験に合格し無事サーティフィケートを取得しているという実績もあり人気コースの一つだ。

体験入学した日はコース初日ということもあり、12週間のコース概要説明があった。概要を見る限りかなりきついもので、大半の生徒は不安いっぱいに見える。講師曰く、このプログラムでは就労経験がなくても就職先で必ず役に立つフレーズや単語、そしてビジネスの基本知識を学ぶことができるとのこと。（コースの中にはSWOT分析やCase Studyなど、大学で学ぶ内容も若干含まれている）。この言葉で生徒は少し励まされたようだ。

コース初日で少し緊張気味の生徒も多かったが、講師の柔らかい口調と親しみやすさで、クラスは徐々にアットホームな雰囲気になった。実試験前には講師がテスト対策のため無料コースを開いてくれるらしい。授業内での雰囲気も最高だが、コース終了後まで面倒を見てくれる講師はそれ程いないだろう。

教科書をめくってみると、ビジネスの現場だけでなく実社会でよく使われる場面が多く登場する。ビジネスシーンで使いたい丁寧な言い回しや、誘いを断るときの言い方など、少し英語を勉強した人なら「こんな言い方を学びたかった」と実感する内容が盛り沢山。既に基本的な会話は問題ないが一歩進んだ何かを学びたい方、そして今まで習ったものと別の表現を学びたい方には特にお勧め、という日本人カウンセラーChieさんのアドバイスも頷ける。

日本人は少し敬遠しがちなこのBECプログラムだが、TOEICテストの頻出単語と重複しており、結果的にTOEICの点数アップにもつながるそう。しかも、TOEICでは問われないスピーキングとライティング分野の伸びも期待できるため、総合的に英語力を伸ばしたい方にもお勧めのコースだ。