日曜日の午後、思い立ってメインストリートのアンティーク街に行ってみた。
前から買いたかった家具があって、新聞広告などでよく名前を見る家具店を何軒も回ってみたのだけど、高いばかりで、一向に気に入ったものが見当たらない。

メインストリートの4400番地付近には、質のいいアンティーク家具屋が軒を並べている。メインストリートはおしゃれな通りではないので、アンティーク家具店があるようなイメージではないのだけれど、なぜか、この一角だけは、アンティーク家具屋が集まっているせいで、イタリア街があるコマーシャルストリートにも似た雰囲気をもっている。

まずは、並んでいる店に片っ端から入ってみる・・・。 かなり規模が大きく品数も多い店・・・、狭い店内に古い家具が積み重なった店・・・、そんな中で、中規模ながら質がそろった家具をそろえている店があり、自分のイメージにぴったりあったものが見つかった！値段を聞くとリーズナブル！！ 「この作りのモノを新品で買うとこの値段の10倍以上はするよ！」と店主はすすめる。
10倍はともかく、新品よりもずっと安く、材質も作りも新品とは比較にならないほどいい・・・・。考えたあげく買ってしまった。

数日後に我家に届いたこのアンティーク家具は、店で見たときよりもずっとよく見える！ 買ったばかりなのに、愛着を感じるのもアンティークならではだ。 窓から差し込む陽に照らされたこの家具を見ながら、ふと思う。

この家具をもっていたのはどんな人だったのだろう・・・
惜しい思いをしながらこの家具を手放したのではなければいいのだけれど・・・
（天）