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白熊と出会う旅 マニトバ州チャーチル


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bear

カナダのほぼ中央に位置するマニトバ州の首都ウィニペグから、飛行機で北へ約2時間半の町チャーチルは、人口が約1000人。永久凍土で覆われ、北極へつづくハドソン湾に面している港町だ。

カナダの内陸地では紅葉が盛りの10月、チャーチルでは一足早く厳しい冬が訪れる。氷点下の日々がつづき、チャーチル川から氷がハドソン湾へ流れ込み、やがて海一面を埋め尽くす。そして海が厚い氷に閉ざされたとき白クマたちがどこからともなく現れるのだ!
夏の間は陸地で静かに過してきた白クマにとって、冬こそ待ちに待った季節で、餌となるアザラシを求めて凍りついたハドソン湾を渡り北極へ向うのだが、チャーチルは白クマたちの旅の出発点なのだ


bear 野生の白クマを至近距離で観察

この時期は、野生の白クマたちばかりでなく、彼らの姿を一目見ようと、世界中から観光客や研究者たちがやって来る。
写真で見るとぬいぐるみのように愛らしい姿だが、白クマは地上で生息する哺乳類の中で最大の肉食獣。
立ち上がると体長は約2~2.5メートル、体重は600~800キロにもなる。
白クマウォッチングは、特別仕立ての「ツンドラバギー」と呼ばれる観光用バスで行う。
雪上や悪路をもろともせず走行する巨大なタイヤを装着したツンドラバギーは、窓のある位置まで約4メートルの高さがあり、外に出られるデッキも設置され、安全に白クマと出会えるようになっている。

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