学生の間で、「バンクーバーで最も住みたいところ」に挙げられるのが、コマーシャルドライブだ。コマーシャルドライブは、バンクーバーの中心地からバスで東に15分ほど離れたところに南北に走っている通りの名前で、もともとは周囲にイタリア人が多く住んでいたことからリトル・イタリーとして知られていた。

なぜ学生たちに人気があるか・・・というと、粋な店がたくさんあって、フレンドリーで、レイドバックで、ほかの場所にはないコミュニティー意識があって、そして何よりもレントが安いこと（でもレントが高くなるのは時間の問題かも）！？

リトル・イタリーだったころは、本格的なイタリア料理が食べられるレストランやカフェが多かったが、今では中南米やアジア系の店もあり、ユニークな古着屋、アンティーク、Ｔシャツ店、ベーカリー、ヘルスフード、エステ専門店など、ウィンドーショッピングだけでも半日は楽しめる店が並んでいる。
一見して、バンクーバーの人気エリアの一つであるキツラノ地区に似ているが、高級志向のキツラノに比べて、Down to Earthな庶民感がなんともいい！

コマーシャルドライブで忘れることができないのは、ここがバンクーバーのサッカーファンのメッカであることだ。ワールドカップはもちろんのこと、サッカーのメジャーな試合があるときは、レストランやカフェのTVで観戦する人で沸き返り、試合の後は通りがクレージーなパーティ会場になる。最近はアイスホッケーファンも集まるようになってきていて、コマーシャルドライブの人気は上昇する一方だ。