喧騒を遠くはなれ、古きよき昔の静けさに包まれ、荒々しい自然の美しさとやさしさの中で一人旅してみたい・・・。 そんな人におすすめなのが、大西洋に面したカナダ最東の地、ニューファンドランドだ。

切り立った岩壁や深いフィヨルドを眺めながら、海岸線にある村から村へと歩いていくと、明るい黄色や緑、赤やピンクの家々が、古い断崖にまるでしがみつくように並んでいる。
海面に張り出した海抜76メートルもある草地・・・悠然と滑空しているツノメドリなど数え切れないほどの海鳥・・・何千年も前にできた氷山が流れる海・・・・大きなザトウクジラに出会えるかもしれない。ここは世界最南端のカリブーの生息地。カリブーの群れにも出会えるかもしれない。

北米最東端のスピア岬に近い、古風な趣のある村ペティーハーバー・マドックス・コーブを訪ねれば、訛りの強い英語を話す人なつこい地元の人々が笑顔を向けてくれる。快適そうなB&B にチェックインしたら、地元のパブに出かけよう。フィドルが奏でる音楽にあわせて、足でリズムを取ったり、ジグを踊ったり。ジャムを挟んだクッキーや糖蜜のクッキー、焼きリンゴやイチジクのプディングなど、伝統的なお菓子もいい。
ニューファンドランドは初めて訪れる人々を、どこまでも暖かく、自然に、故知の友達のような笑顔で迎えてくれる。