今回はバンクーバーにあるCWAのESLとビジネスコースのクラスに体験入学した。
まずESLのクラスで気がついたのはバランス良く各国からの生徒の構成されていることだ。先生は積極的に各生徒に話題をふって全生徒が発言する機会をどんどん与えてくれる。
海外経験も豊富な先生は各国の文化を理解していて、誰か何かを言いかけた言葉もは見逃さず発言をしやすいように促してくれる。
またそれぞれの意見を聞く協調性を生徒に対して重要性を求めているので、クラスで固定された人だけが発言する現象が起こらない。授業で発言をする習慣のない日本人の私もすぐに発言する抵抗感が消えていて、すぐにクラスに打ち解けられた。
授業内容は教科書にそって、午前は基礎力強化を中心に、午後は強化したい分野を選択できる構成となっている。また、入学と同時に渡される日記帳に日記を書いて先生に見てもらう毎日の課題がある。文法、表現方法、ライティングスキルの向上の他にも、生徒と講師陣のコミュニケーションツールとなっている。多方面からのサポートを受けれる安心感はとても大きく、生徒と先生の距離がとっても近いアットホームな学校の雰囲気だ。
ビジネスクラスは中級以上のレベルから受講可能だ。授業はディベートや人前での発言の多い内容である。パワフルで明朗な先生の鋭い視点で生徒につっこみをいれ、テンポよくすすむ授業はとても引き込まれる。課題について、答えを導きだす過程の中で交渉術や社交術、効果的な説明方法をバランスよく身につけれる授業だ。
納得いかない顔をしている生徒には先生から個別で休み時間にアドバイスをしたり、授業後の時間外でも熱心に生徒と議論を交わしている先生は頼もしい存在であり人気のコースの理由となっている。
アクティビティは担当の先生によって毎日放課後開催されている。内容はユニークなものが多く、担当している先生による宣伝方法のアイデアも楽しく参加率は高い。チャイムの代わりに音楽が流れたり、クラスの名前は世界の各都市の名前であったりとユニークさがまたアットホームな校風が生徒思いのをうかがえる学校だった。