アメリカ大学生活2年目の幕がもうすぐ閉じる。
2つの年、4つの学期、8つの季節。
数少ない親友と呼べる友と共に春学期が終わる。
思い返せば苦しかった、なにせ勉強が苦しかった。
ブログを通して、はたまた帰国の際の僕の体験談からなのか、色んな人によく勘違いされることがある
「こいつホンマ楽しそうな人生おくっとるなぁ〜!!」と・・・。
別に苦労を知ってもらおうとも思わないし、苦労してることすら見せたくはないのだが、ふっと一人感慨にふけることがある。
“パッキング”
今まで、幾度となくパッキングしてきたので、スーツケース一つや二つをパッキングすることは早いものだ。
でも、毎回パッキングをする際、きまって今までの苦労が頭によぎる。
去年8月にHenderson State Universityに編入してきて、0からの人間関係に悩んだり、レベルの上がった専攻の勉強に舌を巻いたことも、走馬灯のように思い浮かぶ。
何度も色んなところで言っているが、「留学1年目でプライドは全て消え去った」というより、捨てた。Henderson State Universityの前に入学したMars Hill Collegeの生活は地獄を見るような辛さで、自分にこんなに陰な部分があるのかと正直驚いたときもあった。
友達も全然できずに一人で過ごす日々も少し続いた。
日本にいるときは、みんなに誘われて、毎日楽しいって実感して、毎日に感謝している。そんな両極端な日々を経験したからこそ、今ここHendersonで1年経って、僕のHomeと呼べる“居場所”ができたことに素直に感動できる。友達、居場所、そうHomeができた。[やっとアメリカでも俺の居場所ができたか]とパッキングをしている間にしみじみ感じる。
同時に、後何回こうやってパッキングするのかと考えてもみる。
4年間の大学生活、大学生の間は、長く感じるし、何よりも内容が濃い。でも終わってしまったら、一瞬、「夢見てたんだろうか」と思うのでなないだろうか。
服をたたんで、詰めて、小物を収納して、そんな作業をしてるうちに、手に取るように2・3年後の僕の気持ちが見えてくる。。。
「アメリカに帰りたい」・・・・・。
こう思うに違いない。これだけ勉強して、毎日ホンマにへとへとになって、夜中に一人でグランド走った事もあったし、大音量の音楽聴きながら悔しさに涙したこともあった。
いいことなんて、ほとんどない。けど、この生活をしている自分を嫌いになれないのはたしかだ。夏にも日本に帰るし、冬にもまた帰るだろう。多分、4年なんてすぐなんだろう。
今の自分にできること、そう、失敗して、転んで、凹んで、寂しさに泣いて、それでも、がむしゃらに後ろを振り返らず、しんどい方へ向かっていく事。それができるのは今だけなんだろう。そうだ、今を大切にしよう。