【前回のあらすじ】
長旅を続けてやっとトロントに着いたヒロミちゃんは、バックパッカー用のホテルにたどり着くとベッドにもぐりこんだ。

翌朝、共用のキッチンで朝食を食べたヒロミちゃんは早速町に出た。まずはホームステイできるファミリーを探すつもりだ。来るまでに調べておいた日本人経営の留学エージェントの事務所を訪ね、街の中心地から徒歩で行けるギリシャ系のファミリーを紹介してもらった。

ヒロミちゃんはその足でファミリーを訪ねた。ダウンタウンから徒歩で行ける住宅街で、15メール以上もあるメープルツリーが道にそって立ち、レンガ作りの古風な二階建て住宅が並んでいる。ノックをすると、赤ちゃんを片手に抱いた30歳前後の女性が出てきた。

マリアは、アクセントが強い大きな声でジェスチャーを交えて話す。

マリアは、早口でハウスルールを説明し、家の中を案内してくれた。

その晩、ヒロミちゃんはご主人のアンジェロとマリアとサーゲの4人で夕食を食べた。アンジェロもマリア同様に、アクセントが強くあまりうまくない英語でよく話す。頻繁にブロークンイングリッシュが飛び交うが、そんなことにはおかまいなしのにぎやかな食卓だった。
（続く）

ご紹介する単語やフレーズは、この物語のシチュエーションにマッチした英訳です。 シチュエーションによっては様々な単語やフレーズがあるので、類語辞典などを使って調べてみましょう。